お金が貰える!?転職アプリ「PIT」とは

こんにちはFUUです。
先日2025年2月3日のPR TImesで気になる記事がリリースされたのでご紹介します。
なんと、転職活動をするだけでお金が貰えるサービスが登場しました。
サービス名は「PIT」です。

どんなサービス？

企業と面談をするとオンラインで2,000円、対面で4,000円のお金がもらえるということ。
お金はAmazonギフト券やポイント等ではなく、現金が銀行口座に振り込まれます。
流れは以下の通り。

企業と面談（面接？）をした後に質問された内容や雰囲気等の情報をレポートとして提出をするとお金が貰える仕組みのようです。
公式HPによると報酬は面談した企業ではなく、PITの運営会社から支払われます。

企業と面談する際に履歴書と職務経歴書が不要とのこと。
転職活動では基本的に必須の書類ですが作成の手間がないのは嬉しいことですね。

基本は求人を検索して自分で応募する使い方のようですが、希望すればキャリアカウンセラーによるサポートも受けられます。

一度確定した面談をキャンセルすることは可能ですが、予定日時の24時間以内にキャンセルした回数（いわゆるドタキャン）は企業側が閲覧できるようになっています。

公式HPによると以下の通り対象の年齢を定めているようです。
こちらに合致しなければそもそも最初の審査に通らないかもしれません。

基本的に本サービスは21~29歳の方を対象としたサービスです。就職活動中の方であれば、学生の方もご利用が可能です。

気になるサービスでしたので筆者が実際に登録してみました。

最初の登録画面がこちら。「20求人突破」と記載があるのでもしかしてまだ20求人しかないのでは？と気になりました。

画面に従って現在の状況を登録していきます。入力する内容は学歴や転職回数、転職希望時期、年収等でした。

最後に面談希望日時を入力します。どうやら審査を通過した後は誰かと面談をする必要があるようです。

登録完了後はチャット画面に遷移して合否結果を待つように言われます。

翌日、結果が届きましたが残念ながら不合格となりました。
不合格になるとどんな求人があるのかみることもできず、アプリ自体が使えない状態になります。
そして1月中旬にリセットされるとのことなので年1回しか登録のチャンスがないようです。

肝心の求人については審査に落ちてしまったので見れませんでしたが、それ以前に何点か気になることがありましたので記載します。

審査が不透明すぎるのではないか
職務経歴を何も入力していないにも関わらず審査が不合格になりました。
おそらく年齢や転職回数、年収等の基本情報をもとに審査しているのかと思いますが、人材紹介事業者であれば本来は全件受理義務といって、求職者の申し込みは正当な理由なく拒否できないように定められています。その為、不合格にするのであれば最低限の理由は伝えるべきではないかと思いました。
事前にどんな求人があるのか見れない
審査に受かった人にしか求人が見れないようになっています。その為、自分の希望に沿う求人があるのか事前に調べたうえで登録することができません。こちらは他の転職サイトとは大きく異なる点かと思います。
求職者に報酬を与えていいのか？
そもそもの話になりますが、職業安定法により人材紹介会社が求職者に金銭を提供する行為は禁止されています。また、人材紹介ではない転職サイトに関しても2025年4月の職安法の改正により金銭の提供は禁止となります。「PIT」がこれら職安法で禁止とする金銭の提供に該当する可能性は多いにあり得ますので、今後のサービス継続が困難になるのではないかと考えています。