PR

退職の挨拶メール例文【社外・取引先向け】送る時期と後任の書き方

退職の挨拶メール 社外・取引先向け 例文7つと送る時期 退職の手続き

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

「取引先に退職の挨拶メールを送りたいけれど、いつ、何を書けばいいの?」「後任がまだ決まっていない時はどう書く?」

社外への退職挨拶は、社内向けよりも気をつけることが多いメールです。送るタイミングを誤ると、上司より先に取引先へ話が伝わってしまうこともあります。

人材業界で働く現役のプロ(退職・転職相談500名超)の筆者が、社外・取引先向けの退職挨拶メールをまとめました。送る時期、書くこと・書かないこと、場面別にそのまま使える例文を紹介します。社内向けの例文や、取引先から返信が来た時の返し方もあわせて載せています(2026年11月時点の情報です)。

結論|社外への退職挨拶メールは「上司の了承後、最終出社日の1〜2週間前」に「後任の紹介」をセットで送る

社外向け退職挨拶メールの4つのポイント

・送る前に上司の了承をとる。取引先へいつ伝えるかは会社が決めることが多い

・送る時期は最終出社日の1〜2週間前が目安。後任との顔合わせや引き継ぎの時間を残せる

・本文に書くのは退職の報告・最終出社日・後任者・お礼の4つ(+用件がわかる件名)。退職理由や不満は書かない

・複数社にまとめて送るならBCC。取引先同士にメールアドレスが見えないようにする

社外への挨拶メールで大切なのは、文章のうまさより「この先、誰に連絡すればいいか」が取引先にすぐわかることです。後任の名前と連絡先がはっきりしていれば、短い文面でも十分に丁寧な挨拶になります。

社外への退職挨拶メールはいつ送る?社内向けとの違い

社外と社内では、送る時期が違います。社内向けは最終出社日に送るのが一般的ですが、社外向けはそれより前に送ります。

送る相手 送る時期の目安 理由
社外(取引先・顧客) 最終出社日の1〜2週間前 後任との顔合わせや、取引先からの質問に答える時間を残すため
社内(部署・関係部署) 最終出社日の当日(終業の少し前) 最後のお礼として送る。早すぎると仕事の連絡と混ざりやすい
有給消化に入る場合 社外も社内も「最後に出社する日」を基準にする 有給消化中は返信や引き継ぎに対応できないため

いちばん大切なのは、取引先に伝えるタイミングを上司と決めてから送ることです。会社によっては、担当変更の案内を会社として出したい、後任が決まってから知らせたい、という方針があります。自分の判断で先に送ってしまうと、上司が取引先から先に話を聞くことになり、最後に気まずさを残しかねません。

また、長くお付き合いのある取引先や大口の顧客には、メールより先に、電話や訪問で直接伝えるのが丁寧です。その場合、メールは「後任の連絡先をあらためてお知らせする」補足の役割になります。後任と一緒に訪問して挨拶したい取引先には、最終出社日の2週間〜1か月前に日程を打診しておくと、予定を合わせやすくなります。

まだ退職日が決まっていない方は、退職は何ヶ月前に伝えるべきかの記事で、伝える時期から逆算しておくと安心です。

退職挨拶メール(社外向け)に書くこと・書かないこと

書くこと|件名+4つの要素で十分

項目 書き方のポイント
件名 「退職のご挨拶(株式会社〇〇 山田)」のように、用件と社名・名前を入れる。営業メールと間違われにくくなる
退職の報告 「〇月〇日をもちまして退職することになりました」と日付を入れて簡潔に
最終出社日 退職日と違う場合(有給消化があるなど)は、「〇月〇日まで出社しております」と分けて書く
後任者 名前・部署・メールアドレス・電話番号。後任をCCに入れておくと、そのまま連絡がつながる
お礼と結び お世話になったお礼と、相手の会社の発展を願う一文で締める

書かないこと|トラブルのもとになる4つ

  • 退職理由:社外には書かなくて問題ありません。「一身上の都合により」もなくてかまいません。体調や人間関係などの事情を書くと、相手が返事に困ります
  • 会社への不満:取引先は今後も会社と付き合いが続きます。後任に迷惑がかかります
  • 転職先の社名:書くかどうかは会社の方針次第です。同じ業界への転職だと、顧客を引き抜くつもりではと受け取られるおそれがあるため、迷ったら書かないほうが無難です
  • 個人の連絡先:個人の携帯やSNSを書く前に、会社のルールを確認しましょう。退職後に取引先と私的にやり取りすると、顧客情報の扱いをめぐるトラブルにつながることがあります

入社時に「競業避止」(同じ業界の会社で働くことや、顧客との取引を制限する約束)の誓約書にサインしている場合は、なおさら転職先や個人の連絡先の扱いに注意が必要です。不安な時は、送る前に上司か人事に文面を見てもらうと確実です。

退職日は決まったけれど、次の職場がまだ決まっていないという方もいるはずです。在職中に転職エージェントへ登録しておけば、面談を有給消化の期間に入れることもでき、最終出社日の後に空白期間をつくらずに済みます。

社外向け退職挨拶メールの例文5つ【場面別】

【 】の部分を自分の状況に置きかえて使ってください。例文2〜5は本文の中心部分だけを載せています。宛名・冒頭のあいさつ・結び・署名は例文1と同じ形で入れてください。どの例文も、長すぎず、取引先が「次は誰に連絡すればいいか」がすぐわかる形にしています。

例文1:基本の形(後任が決まっている)

件名:退職のご挨拶(【株式会社〇〇】【山田】)

【株式会社△△】
【営業部 佐藤】様

いつも大変お世話になっております。【株式会社〇〇】の【山田】です。

私事で恐縮ですが、【12月31日】をもちまして退職することになりました。【12月19日】まで出社しております。

今後の御社の担当は、同じ部署の【鈴木】が引き継ぎます。あらためて【鈴木】よりご挨拶させていただきますが、何かございましたら下記までご連絡ください。

後任:【営業部 鈴木 一郎】
メール:【suzuki@example.co.jp】
電話:【03-0000-0000】

在職中は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
【佐藤】様と御社のますますのご発展をお祈りしております。

【署名】

例文2:後任がまだ決まっていない

件名:退職のご挨拶と今後のご連絡先について(【株式会社〇〇】【山田】)

私事で恐縮ですが、【12月31日】をもちまして退職することになりました。

後任の担当者は、決まり次第あらためてご連絡いたします。それまでの間は、上司の【営業課長 田中】が窓口となります。

連絡先:【tanaka@example.co.jp】/【03-0000-0000】

ご迷惑をおかけしますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

後任が未定でも、「誰が窓口になるか」だけは必ず書きましょう。上司や部署の代表アドレスを窓口にしておけば、取引先が困ることはありません。窓口をどうするかは、送る前に上司と決めておきます。

例文3:長くお付き合いのある取引先(少し丁寧に)

私事で恐縮ですが、【12月31日】をもちまして退職することになりました。

【5年】にわたり担当させていただき、【〇〇のプロジェクト】では特にお力添えをいただきました。至らない点も多かったと思いますが、いつも温かく接していただき、本当にありがとうございました。

後任の【鈴木】には、これまでの経緯をしっかり引き継いでおります。近日中に【鈴木】とご挨拶に伺いたく、ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。

具体的な思い出を一つだけ入れると、定型文より気持ちが伝わります。長く書きすぎないのがコツです。

例文4:複数の取引先にまとめて送る(BCC)

※本メールはBCCにて、お取引先の皆さまにお送りしております。

私事で恐縮ですが、【12月31日】をもちまして【株式会社〇〇】を退職することになりました。

今後は【営業部 鈴木】が担当いたします(連絡先:【suzuki@example.co.jp】/【03-0000-0000】)。会社ごとに担当が異なる場合は、後任の者から個別にご連絡いたします。

本来であれば直接ご挨拶すべきところ、メールでのご連絡となりましたことをお許しください。在職中のご厚情に、心より感謝申し上げます。

まとめて送る時は、宛先を必ずBCCにします。ToやCCに並べると、取引先同士にメールアドレスが見えてしまい、情報管理の面で問題になります。冒頭に「BCCで送っています」と一言添えると、宛名がないことへの違和感も減らせます。

例文5:最終出社日に送る・直接挨拶に伺えない(急な退職)

私事で恐縮ですが、【12月31日】をもちまして退職することになりました。急なご連絡となり、申し訳ございません。

【12月12日】が最終出社日となるため、直接ご挨拶に伺えず、メールでのご連絡となりますことをお許しください。

今後は【鈴木】が担当いたします。進行中の【〇〇の件】も、すべて【鈴木】に引き継いでおります。

急な退職で、最終出社日に社外へ送ることになった場合も、この形で問題ありません。その日のうちに返信へ対応できるよう、午前中に送っておきましょう。急な退職ほど、取引先が気にするのは「進めている案件がどうなるか」です。進行中の案件名を出して「引き継ぎ済み」と書くだけで、相手の不安はかなり和らぎます。引き継ぎが十分にできるか不安な方は、退職の引き継ぎはどこまで義務かの記事もあわせてご覧ください。

社内向け退職挨拶メールの例文2つ

社内向けは、最終出社日に送るのが一般的です。社外向けよりくだけた表現でかまいませんが、こちらも退職理由を詳しく書く必要はありません。

例文6:部署全体・関係部署へ

件名:退職のご挨拶(【営業部 山田】)

お疲れさまです。【営業部】の【山田】です。

本日【12月19日】が最終出社日となりました。【12月31日】付で退職いたします。

在職中は、たくさんのご指導とご協力をいただき、本当にありがとうございました。担当業務は【鈴木】さんに引き継いでいます。

皆さまのご健康とご活躍をお祈りしております。

例文7:お世話になった上司・先輩へ個別に

【田中】さん

本日が最終出社日となりました。入社してすぐの頃、【初めての商談に同行していただいた】ことを今でもよく覚えています。

たくさんご迷惑をおかけしましたが、最後まで気にかけていただき、ありがとうございました。どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

社内の一斉メールを送る時間は、終業の1〜2時間前がおすすめです。返信をもらった時に、その日のうちにお礼を返せます。最終出社日までの職場での過ごし方は、退職を伝えた後が気まずい時の過ごし方でまとめています。

取引先から返信が来た時の返信例文

挨拶メールを送ると、取引先からお礼や励ましの返信が届くことがあります。最終出社日までに、短く返しておきましょう。

返信例1(お礼の返信に)

【佐藤】様
ご丁寧にご返信いただき、ありがとうございます。最後まで温かいお言葉をいただき、とてもうれしく思います。今後は【鈴木】が担当いたしますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

返信例2(仕事の質問が書かれていた時)

【佐藤】様
ご返信ありがとうございます。お問い合わせの【〇〇の件】は、後任の【鈴木】から本日中にご連絡いたします(本メールのCCに【鈴木】を入れております)。在職中は本当にありがとうございました。

仕事の質問には、自分で答えきろうとせず後任につなぐのが基本です。退職後に自分しか知らない状態を残さないためです。

送る前に確認したいチェックリスト

  • 上司に、取引先へ伝えるタイミングと文面の了承をもらったか
  • 後任者(または窓口)の名前・連絡先は正しいか。個別に送る場合は後任をCCに入れたか
  • 退職日と最終出社日を取り違えていないか
  • 複数社に送る場合、宛先をBCCにしたか
  • 退職理由・不満・転職先など、書かなくていいことを書いていないか
  • 署名が最新か(役職や電話番号が古いままになっていないか)

そもそも退職を言い出せていない、引き止めにあって退職日が決まらない、という段階で悩んでいる方もいるかもしれません。その場合は、まず退職を言い出せない時の対処法をご覧ください。自分で伝えるのがどうしても難しい時は、退職代行サービスの比較記事で、労働組合や弁護士が運営するサービスの違いを確認しておくと選択肢が広がります。

退職挨拶メール(社外向け)のよくある質問

Q1. 社外への退職挨拶メールは、必ず送らないといけませんか?

法律などで決まった義務ではありません。ただ、担当していた取引先には送るのが一般的なマナーです。会社として担当変更の案内を出す方針の場合もあるため、まず上司に確認しましょう。

Q2. 退職理由は書いたほうがいいですか?

社外向けには書かなくて問題ありません。「私事で恐縮ですが、〇月〇日をもちまして退職することになりました」で十分です。取引先から聞かれた場合も、「次のことに挑戦するためです」など前向きな一言で足ります。

Q3. 退職挨拶メールに返信が来たら、返したほうがいいですか?

最終出社日までに届いたものには、短いお礼を返しましょう。会社のメールアドレスは退職後に使えなくなるのが一般的なので、返信は出社しているうちに済ませておきます。社外向けを1〜2週間前に送る理由の一つは、この返信の時間を確保するためです。

Q4. 有給消化中に挨拶メールを送ってもいいですか?

社外向けは、最後に出社する日までに送るのが基本です。有給消化中は返信や引き継ぎに対応できないため、取引先を待たせることになります。有給消化の進め方は退職時の有給消化の記事で詳しく解説しています。

Q5. 退職代行を使う場合、取引先への挨拶はどうすればいいですか?

退職代行を使う場合、取引先への担当変更の連絡は会社の判断で行われるのが通常で、自分から挨拶メールを送る必要があるとは限りません。自分から送りたい時は、会社の了承をとってからにしましょう。労働組合や弁護士が運営する退職代行なら、こうした会社とのやり取りも任せられます。民間企業が運営する退職代行は退職の意思を伝えることしかできず、会社と交渉や調整はできない点に注意してください。違いは退職代行の比較記事で確認できます。

まとめ|退職挨拶メールは「次の連絡先」が伝われば十分

  • 社外向けは、上司の了承をとってから、最終出社日の1〜2週間前に送る
  • 社内向けは、最終出社日の終業1〜2時間前が目安
  • 書くのは退職の報告・最終出社日・後任者・お礼。退職理由や不満は書かず、転職先は迷ったら書かない
  • 取引先からの返信には短くお礼を返し、仕事の質問は後任につなぐ
  • 後任が未定でも「誰が窓口か」は必ず書く
  • 複数社にまとめて送る時はBCC

退職挨拶メールは、最後の仕事のひとつです。丁寧に送っておけば、業界のどこかでまた会った時に、よい関係から始められます。次の職場探しがまだの方は、最終出社日を迎える前に、相談先を1〜2社に絞って話を聞いておくと安心です。

退職前後にやることを一覧で確認したい方は、退職後の手続き・やることリストもご活用ください。

※本記事の送る時期や書き方は、一般的なビジネスマナーにもとづく目安です(2026年11月時点)。取引先への連絡方法や文面は会社ごとに方針が異なるため、送る前に上司や人事にご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました