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退職日は月末がいい?「1日早く辞めるとお得」のウソと社会保険で損しない決め方

退職の手続き

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

「退職日って、月末がいいの?それとも月末の1日前?」——ネットで調べると「1日早く辞めると社会保険料が引かれなくてお得」という情報を見かけますが、これは半分ウソで、多くの人はむしろ損をします

人材業界で働く現役のプロ(退職・転職相談500名超)の筆者が、退職日で何が変わるのかの仕組みと、損しない決め方を分かりやすく解説します。※制度の内容は2026年7月時点の一般的なルールに基づきます。個別の金額は市区町村・加入する健康保険によって異なるため、最終判断の前に必ず確認してください。

結論:迷ったら「月末退職」が無難です

先に結論です。

  • 転職先が決まっていて、間を空けず入社する→退職日はいつでも大きな差なし(翌日から新しい会社の社会保険)
  • 次が決まっていない・少し休む月末退職にして、会社の社会保険を最後の月まで使うのが基本的に無難

「1日早く辞めてお得」が成り立つ人は限られています。理由を仕組みから見ていきましょう。

仕組み:社会保険料は「退職日の翌日」で決まる

社会保険(健康保険・厚生年金)の資格は、退職日の翌日に失われます。そして保険料には次のルールがあります。

退職日 資格喪失日 最後の月の社会保険料
7月31日(月末) 8月1日 7月分まで給料から控除される
7月30日(月末の1日前) 7月31日 7月分は給料から控除されない

たしかに、月末の1日前に辞めると最後の月の保険料は給料から引かれません。「だからお得」と言われるわけです。

落とし穴:その月の保険料は「自分で全額」払うことになる

ここが見落としポイントです。日本は国民皆保険なので、会社の保険から抜けた月は、国民健康保険+国民年金に自分で加入して、その月の分を払うことになります(家族の扶養に入る場合を除く)。

そして重要なのが負担の構造です。

  • 会社の社会保険:保険料は労使折半——会社が半分負担してくれている
  • 国民健康保険+国民年金:全額自己負担——会社の負担分がなくなる

つまり「会社の保険で1ヶ月分引かれる」のと「国保+国民年金を自分で1ヶ月分払う」の比較になり、全額自己負担の国保側のほうが高くつく人が少なくありません。さらに月末前日退職は厚生年金の加入月数も1ヶ月減るため、将来の年金額にもわずかに影響します。

【例外】月末前日退職が合理的なのは、翌月1日から転職先に入社するなど空白期間がそもそも発生しないケースや、家族の扶養にすぐ入れるケースです。

退職日を決めるときの4つのチェックポイント

  1. 転職先の入社日——空白なしなら悩む必要ほぼなし。1日でも空くなら国保・年金の手続きを想定
  2. 有給の残日数——有給を消化しきれる退職日か。退職前の有給消化の記事で確認を
  3. ボーナスの支給日——支給日在籍要件に注意。ボーナスをもらってから退職するタイミングにまとめています
  4. 退職金の勤続年数の区切り——「◯年以上」の境目付近なら就業規則を確認

退職後にもらえるお金の全体像は退職後にもらえるお金7選をどうぞ。

退職日は「交渉」で決まる。言い出し方もセットで

退職日は、会社と相談して決めるものです。希望日を通すには、切り出し方引き止めへの返し方を押さえておくとスムーズです。

「会社が退職日を勝手に決めてくる」「月末まで在籍させてくれない」といったトラブルの場合、労働組合運営の退職代行なら退職日の交渉も任せられます。

退職日の希望が通らない・交渉が憂鬱な方へ

東京都労働委員会に認証された労働組合が運営する退職代行ガーディアンなら、退職日や有給消化の交渉まで代行してくれます(24,800円)。「月末退職にしたい」という希望も、あなたの代わりに伝えてくれます。

退職代行おすすめ17選を比較する

よくある質問(FAQ)

Q1. 国保の保険料がいくらになるか、事前に分かりますか?

分かります。市区町村の窓口で前年の所得をもとに試算してもらえます。任意継続(会社の保険を最長2年続ける制度)との比較もできるので、退職前に一度確認するのがおすすめです。

Q2. 「任意継続」と「国保」はどちらが安いですか?

人によります。任意継続は労使折半がなくなり全額自己負担ですが上限額があり、扶養家族が多い人は有利になりやすい傾向があります。両方の金額を試算して比べるのが確実です。

Q3. 月の途中で退職した場合、住民税はどうなりますか?

住民税は前年の所得に対する課税なので、退職日と関係なく支払い義務が続きます。退職時期によって一括徴収か自分で納付(普通徴収)かが変わるため、給与担当者に確認しましょう。

まとめ:1日の差より、トータルで見る

  • 「月末の1日前に辞めるとお得」は半分ウソ。国保+国民年金を全額自己負担する分、高くつく人が多い
  • 迷ったら月末退職が無難。空白なしで転職するなら差はほぼない
  • 退職日は有給・ボーナス・退職金の区切りも含めてトータルで決める
  • 金額は人それぞれ。市区町村での試算が最強の答え合わせ

数百円〜数万円の差のために消耗するより、正しい仕組みを知って、納得できる退職日を選んでください。

退職日を決めたら、あとは伝えるだけ

言い出せずに時間だけが過ぎていくなら、プロに任せる選択肢もあります。相談だけなら無料です。

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