※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
「退職を伝えたら、上司に『考え直してくれ』と言われた」「引き止められて、もう3ヶ月も辞められていない」
退職の意思を固めているのに引き止めで身動きが取れなくなっている方は非常に多いです。
結論を言います。あなたには退職の自由があります。会社はあなたを強制的に働かせることはできません。
なぜ会社は引き止めをするのか
会社が従業員を引き止める理由は感情的なものではなく、経営上の損失を防ぐためです。採用・育成コストの喪失(一人の採用に平均50〜100万円)、業務の穴埋め問題、他の社員への連鎖退職リスクなどが主な理由です。
つまり、引き止めは会社側の都合であって、あなたのキャリアや幸せを本気で考えてのことではありません。
引き止めパターン別|効果的な断り方7選
角を立てずに断るコツは、まず感謝やお詫びのひと言(クッション言葉)を置いてから、意思はやわらかく、でもはっきり伝えることです。以下はそのまま使える例文です。状況に合わせて言い回しを調整してください。
①「給料を上げる」「役職をあげる」
そのまま使える返し方(例文)
「お気持ちとご評価、本当にありがたく思います。ただ、待遇というより自分の今後を考えての決断ですので、申し訳ないのですが気持ちは変わりそうにありません。何卒ご理解いただけますと幸いです。」
断り方:「ありがとうございます。ただ、今回の退職は給与・待遇の問題ではなく、一身上の都合によるものです。気持ちは変わりません。」
②「後任が見つかるまで待ってくれ」
そのまま使える返し方(例文)
「ご事情はよく分かります。ご迷惑をおかけして心苦しいのですが、◯月◯日での退職を考えております。引き継ぎはできる限り丁寧に進めますので、ご相談させていただけないでしょうか。」
断り方:「〇月〇日に退職させていただきます。引き継ぎ資料は作成します。後任の採用は会社側の課題ですので、退職日を変えることはできません。」
③「お世話になったのに薄情だ」
そのまま使える返し方(例文)
「お世話になった分、心苦しい気持ちは本当にあります。それでも、よく考えたうえでの決断ですので、どうかご理解いただけると嬉しいです。」
断り方:「〇年間お世話になったことには本当に感謝しています。だからこそ、しっかりと退職の意思をお伝えしたいと思いました。」
④「もう少し考えてみてくれ」
そのまま使える返し方(例文)
「お気遣いいただきありがとうございます。自分なりに時間をかけて考えた結論ですので、申し訳ないのですが、このまま進めさせていただければと思います。」
断り方:「考える時間はすでに十分にいただきました。〇月〇日に退職させてください。これ以上延長する意思はありません。」
⑤「君の代わりはいない」
そのまま使える返し方(例文)
「そう言っていただけて、本当にありがたいです。心苦しいのですが、引き継ぎはしっかり対応させていただきますので、◯月◯日での退職をお許しいただけないでしょうか。」
断り方:「過分なお言葉をいただきありがとうございます。ただ、退職の意思は変わりません。引き継ぎをしっかり行い、業務に支障が出ないようにします。」
⑥「損害賠償を請求する」
そのまま使える返し方(例文)
「驚かせてしまったようで申し訳ありません。退職自体は認められていることですので、まずは円満に手続きを進められればと思っています。もし不安な点が残るようでしたら、一度専門家にも相談してみますね。」
実際には、退職そのものを理由とした損害賠償が認められることはまずありません。詳しくは退職代行は違法?訴えられる?で解説しています。
断り方:「退職は労働者の権利ですので、粛々と手続きを進めさせていただきます。」
実際に認められるケースは極めてまれです。不安な場合は弁護士への相談も有効です。
⑦「家族に連絡する」「親を呼ぶ」
そのまま使える返し方(例文)
「ご心配をおかけして申し訳ありません。ただ、これは私自身で考えて決めたことですので、できれば私とのやり取りで進めさせていただけると助かります。」
断り方:「退職は私個人の意思決定であり、家族への連絡は不要です。それ以上続けられる場合は、労働基準監督署に相談させていただきます。」
引き止めに負けずに退職するための3つの鉄則
鉄則①:理由を詳しく説明しない
引き止めが長引く最大の原因は、「理由を詳しく話しすぎること」です。「一身上の都合」「個人的な事情で」この一言に終始するのが最も効果的です。
鉄則②:退職日を最初から明言する
「退職させていただきたいのですが…」という曖昧な伝え方ではなく、「〇月〇日に退職します」と日付を明言しましょう。
鉄則③:退職届を書面で提出する
退職届を書面で提出することで「法的な退職の意思表示」が成立し、会社は受理せざるを得なくなります。
それ、違法かも?やってはいけない引き止めの例
引き止めの中には、断り方を考える以前に、そもそも法律違反になるものがあります。次のような対応を受けたら、毅然と対応して構いませんし、必要なら労働基準監督署や専門家に相談しましょう。
- 退職を認めない・退職届を受け取らない:退職は労働者の権利で、会社の承認は不要です(民法第627条)。受け取りを拒否されても、意思表示が届けば退職は進みます。
- 「辞めるなら給料は払わない」と言う:働いた分の賃金を支払わないのは労働基準法第24条違反です。
- 有給休暇を使わせない:有給取得は労働者の権利で、退職前の消化を一方的に拒否することはできません。
- 損害賠償や懲戒をちらつかせる:退職を理由とした損害賠償や懲戒処分が認められることは、実務上ほとんどありません。
こうした違法な引き止めが続く場合、自分一人で抱え込まず、交渉できる労働組合系や弁護士系の退職代行に任せるのが安全です。
そのまま使える|退職を伝えるときの例文(口頭・メール)
そもそも引き止めを最小限にするコツは、最初の伝え方にあります。「相談」ではなく「決定の報告」として、退職日を先に明言するのがポイントです。そのまま使える例文を用意しました。
口頭で伝える場合の例文
メール・LINEで伝える場合の例文
◯◯部長
お疲れ様です。◯◯です。
このたび一身上の都合により、◯月◯日をもって退職いたしたく、ご連絡いたしました。つきましては、退職手続きについてご相談させてください。引き継ぎは責任を持って対応いたします。何卒よろしくお願いいたします。
ポイントは「相談」ではなく「報告」のトーンにすること、そして退職日を先に示すことです。退職日を曖昧にすると引き止めの隙を与えます。意思表示から2週間で退職は成立します(民法第627条)。退職の流れ全体は退職代行とは?完全ガイドでも整理しています。
それでも辞められないなら:退職代行という選択肢
退職代行を使うメリット:
・あなた自身が会社と直接話す必要がない
・引き止めの電話・交渉をすべて代行
・申し込んだ翌日から出社不要
・有給消化の交渉も同時に対応可能
引き止めの断り方に関するよくある質問(FAQ)
Q. 引き止められたら退職を断れないのですか?
断れます。退職は民法第627条で保障された権利で、会社の同意は不要です。引き止めに法的拘束力はありません。
Q. 「損害賠償を請求する」と言われたら払うのですか?
退職を理由とした損害賠償が認められることは実務上ほとんどなく、脅し文句であることが大半です。
Q. 例文はそのまま使ってもいいですか?
問題ありません。日付や部署名を変えてお使いください。「すでに決めた」という姿勢を崩さないのがコツです。
Q. 何度も引き止められて消耗しています。
しつこい引き止めには、退職代行に任せて一切やり取りしないのも有効です。退職代行おすすめ比較も参考にしてください。
そもそも「最初の一言をどう切り出すか」で止まっている方は、退職の切り出し方|上司への伝え方とタイミングから読むのがおすすめです。
まとめ
・引き止めは会社の都合であり、あなたに従う義務はない
・退職理由は「一身上の都合」で通す
・退職日を最初から明言し、書面で退職届を提出する
・引き止めが激しい場合は退職代行サービスの活用を検討する
退職はあなたの権利です。「辞めさせてもらえない」と悩み続ける必要はありません。


